目次
Versantスピーキングテストの解説動画
当ページ及びリンク先のページの内容をまとめた動画を作成致しましたので、ご関心のある方はご覧下さい。
Versantスピーキングテストの特徴(問題点)
VersantスピーキングテストのPart別対策
Versantスピーキングテストの概要
リスニングスキルを前提条件としている
VERSANTは「音をキューにしてスピーキングする」という構成のため、リスニングに課題がある方は、スピーキング能力が過少評価されてしまいます。また、単なるリスニングに留まらず、その内容を短期記憶しておくするスキル、すなわち「リテンション」スキルも求められます。詳しくは下記の記事をご参照下さい。
VERSANTスピーキングテストの概要① リスニングスキルを前提条件としている
AI評価による限界
VERSANTはAIが評価を行うテストなので、明確な正解がある問題でないと評価が行えません。従って、実はPart Fは自動評価の対象外で、スコアの計算に使用されていません。論理的訴求力、構成等の「話者が何をどのように言うか」というポイントは、VERSANTは評価できないことを、企業の育成担当者は認識しておかねばなりません。詳しくは下記の記事をご参照下さい。
VERSANTスピーキングテストの概要 ②AI評価による限界
Versantスピーキングテストのスコア
「語彙」のスコア
「語彙」はPart C(質問)とPart E(要約)の2つの設問により採点されます。TOEICのL&Rに比べると語彙の水準は簡単であり、当項目のスコアが伸び悩んでいる方の多くは、リスニングに課題があると考えられます。詳しくは下記の記事をご参照下さい。
「文章構文」のスコア
「文章構文」では①英語で聞いた内容の「理解」、②その「記憶保持」、そして③正しい文構造での「アウトプット」という3つの要素が併せて評価されます。自動評価という試験の仕組み上、3つのどこに課題があるかは明確にされず、当項目のスコアあっぷには的確な自己分析が不可欠です。詳しくは下記の記事をご参照下さい。
「発音」のスコア
「発音」で評価されるポイントは、母音・子音・アクセントと、極めて明快です。しかし、現在既に英語を使ってバリバリ仕事をされている方こそ、覚悟をもって長期的な改善を身に染み込ませない限り、この項目でのスコアアップは難しいです。詳しくは下記の記事をご参照下さい。
「流暢さ」のスコア
「流暢さ」というのは極めて主観的に捉えられがちなので、機械は何をもって「流暢さ」としているのか、その定義を確認することが出発点となります。改善にあたっては、「発音」と一緒にトレーニングすることが理想ですが、早期に一定のスコアアップが必要な方は、「流暢さ」のみに特化した方が得策です。詳しくは下記の記事をご参照下さい。
なぜTOEIC高得点者のVERSANTのスコアが低いのか?
Versant Speaking スコアアップの方向性
「VERSANT S&Wチャレンジ受験速報」において、6名の受験生のセクション別のスコアが公開されています。どのような試験であれ、得点力のアップを目指すには、その方にあった方法でなければなりません。特徴的なスコアを示していたAさんとCさんを手掛かりに、2つのスコアアップの方向性を検討してみました。
Versantスピーキングテスト Part別対策
PartA「音読」
PartB「復唱」
このセクションでのスコアアップのためには、短期記憶保持という課題に正面から向き合うことが必要です。シャドーイングのトレーニングを行うことも「流暢さ」のスコアアップのために有意義ですが、Part B対策としては、リテンションのトレーニングを行うことが不可欠です。詳しくは下記の記事をご参照下さい。
PartC「質問」
このセクションの結果は「語彙」の評価項目のみに使用され、「発音」も「流暢さ」もこのセクションでは評価されません。語彙は特別な知識を必要としない日常用語に限定されており、TOEIC L&Rに比べて平易なはずです。このセクションでの失敗感が強い方は、リスニングスキルの向上に努める必要があります。詳しくは下記の記事をご参照下さい。
PartD「文の構築」
このセクションでのスコアアップのためには、まず5文型の基礎を復習することが不可欠です。それぞれの塊がSとなり得るのか、Vとなり得るのかを、リスニング時に考えておく必要があります。命令文や第5文型も出題されますので、5文型を満遍なく復習しておくことが重要です。詳しくは下記の記事をご参照下さい。
VERSANTスピーキングテスト対策 PartD「文の構築」
PartE「要約」
まず、このセクションのタイトルの和訳の「要約」ですが、極めてミスリーディングなので注意して下さい。Part B同様、短期記憶が重要となるセクションです。文章も長くなりますが、「自分の言葉」で物語を再現することが奨励されています。TOEICのPart4の音源等を使いながら、まずはメモを取りながら練習することが、スコアアップへの王道かと思われます。詳しくは下記の記事をご参照下さい。
また、英語版のPartE対策の解説動画を作成致しましたので、是非ご覧ください。(ほとんど全ての発言が文字に起こされているので、リスニングが苦手な方もご覧いただけます。)
PartF「自由回答」
個人受験される方は、当セクションは自動評価の対象外となり、点数に反映されません。企業契約の枠組の中で受験される方は、採点官が音源を聞いて採点を行う可能性があります。対策としては、論理構成をしっかりする(結論を述べた上で理由を言う)、自分の持つボキャブラリーの範囲内で、話せることを話す、等があります。詳しくは下記の記事をご参照下さい。
VERSANTスピーキングテスト対策 PartF「自由回答」
採用面接時のPartFの留意点
採用面接にVersantスピーキングテストが導入されている場合、自動採点の対象外であるPartFは採用担当者によってレビューされている可能性が高いと考えるのが妥当です。では、どのような観点からレビューされるのでしょうか?下記の記事をご参照下さい。
新卒・転職時の採用面接にVersantスピーキングテストが導入されている場合の留意点
リスニング全般
「TOEICのリスニングは聴けるのに、VERSANTは聴けない」と感じている人は、聴こえない音を推論により補うことで、無意識的に弱点を補強していると考えられます。このような方は、ディクテーションで自らのリスニングの弱みを認識し、シャドーイングにより推論を許さないスピードで復唱することをトレーニングすることにより、ディテールが重要となるVERSANTでのリスニング能力を高めることが可能です。詳しくは下記の記事をご参照下さい。
VERSANTスピーキングテストの導入
①事例分析による導入目的の分類と注意点
VERSANTスピーキングテストは研修の効果測定、社内での人材選抜、採用等の目的で導入されているケースが多いようです。結果が短期で把握できるという特性はいずれのケースでも重宝されているものの、試験の特性に起因する限界もあるため、導入を検討中の企業は、マイナス面に対する対策を独自に講じておく必要があります。詳しくは下記の記事をご参照下さい。
Versantスピーキングテストの導入 ①事例分析による導入目的の分類と注意点
外資系転職時の英語面接対策全般に関しては、下記のページをご参照下さい。
Udemy講座開講のお知らせ
「『ケース面接対策』で学ぶ外資系コンサルの思考スキル」という講座をUdemyで開講致しました。以下のような方にお勧めです。
・ケース面接対策を始めようという方
・問題解決、仮説アプローチ等について学習したい方
・企業外部/内部環境分析のフレームワークについて学習したい方
・厳しい就職活動を少しでも有利に運びたい方
詳細の内容は以下のリンク先にてご確認下さい。
https://www.udemy.com/course/case-interview-in-japanese/?referralCode=9726FEC12C6BB0886C79