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VERSANTスピーキングテスト対策 PartC「質問」

投稿日:2019年6月22日 更新日:

Part3 Short Answer Questions「質問」に関する事実の整理

日本語公式サイトの記述の確認

下記が日本語の公式サイトでの、当セクションに関する説明です。

質問で使用された単語を使って回答することで「語彙」を診断

また、設問数は24問となっています。

英語の「Validation Report」上の記述

『Validation Report」からの該当部分の引用

以下に引用します。

In this task, candidates listen to spoken questions and answer each question with a single word or short phrase. The questions generally present at least three or four lexical items spoken in a continuous phonological form and framed in English sentence structure. Each question asks for basic information or requires simple inferences based on time, sequence, number, lexical content, or logic. The questions do not presume any knowledge of specific facts of culture, geography, history, or other subject matter; they are intended to be within the realm of familiarity of both a typical 12-year-old native speaker of English and an adult who has never lived in an English-speaking country.

To correctly respond to the questions, a candidate must identify the words in phonological and syntactic context, and then infer the demand proposition. Short Answer Questions measure receptive and productive vocabulary within the context of spoken questions presented in a conversational style.

引用部分のポイント

試験対策上必要と思われるポイントにつき、日本語で説明すると、登場する単語は文化、地理、歴史、その他の特定の分野の知識を必要としない、とのことです。なぜ、この部分をハイライトしたかと言うと、他国で作成された対策サイトのサンプル問題に、イギリスの歴史を知っていないと解けないような問題が記載されていたためです。Versant対策のために広範に渡りネット上で情報収集されている方がいらっしゃるかもしれませんが、不必要な対策にはまり込んでしまわぬよう、改めて記述致しました。
ただ、私が受けた際に「体に血液を送り出す臓器は?」との質問に「心臓(Heart)」と答えさせる問題がありました。これを「解剖学・生理学の知識を要するのではないか?」とか言われてしまうと困るのですが、物事を厳密に捉えすぎる傾向がある方は、念のため、こういうこともあると、ご留意下さい。

評価項目との対応

このセクションは他と比べ、異例です。このセクションは「語彙(Vocabulary)」のみの評価に用いられます。「発音」も「流暢さ」もこのセクションの回答結果は、評価の対象となりません。また、24問中の最初の1問が練習問題であり、評価に用いられない点は、他セクション(Part1から4)と同様です。

受験体験から得られた知見

問題の形式

約7割の設問は、「A or B」と2択の質問で、そのうち正解と思う方を答えればよい形式となっています。
残りの設問は、先程の「心臓」の例のように、特定の単語を答えさせるものが数問、そして、小学校の低学年の算数の文章問題のような形式で、時刻や年齢等の数字を答えさせるものもありました。

単語のレベル感

別記事でも述べましたが、TOEICで700点台以上をコンスタントに取れている方は、スクリプトを見ることができさせすれば、知らない単語はほとんどないと思われます。Validation Reportの記述にもありましたが、「12歳のネイティブ・スピーカーか、英語圏で生活したことのないノン・ネイティブの成人」を念頭に置いて単語が抽出されているとのことであり、私もその通りであると感じました。

しかし、一言付言しておきますと、私自身ノンネイティブの英語上級者を自認していますが、聞いたことがない単語が2つほど登場しました。その減点のためか、私の「語彙」の得点は72点でした。ですから、「語彙」で満点を狙うのでない限り、大勢には影響を与えません。難易度の高い単語は皆無ではありませんが、非常に少ないと思っておいていただいて結構です。遭遇しても次の質問にすぐメンタル面を切り替えられることが重要です。

一般的な日本人受験者にとって難しいと思われる点

もし、このセクションに苦手意識を感じていらっしゃる方がいたとしたら、「Vocabulary」の評価のためのセクションではあるものの、先述のように、語彙の難易度は高くなく、設問が聴き取れない、というリスニング上の課題があると思われます。

当セクションの得点向上のための対策

短期的にも有効な速攻戦術

極力単語1語で簡潔に答える

試験中の英語の案内で、「単語で回答しても、句で回答しても、どちらでもよい」とアナウンスされますが、であれば簡単に単語だけで回答し、余計なエネルギーはセーブすべきです。当セクションは「語彙」の評価にしか使われず、句で回答したとしても「文章構文」へのアピールには全くなりません。

待ち時間は考慮されないはずなので、落ち着いて答える

他のセクションは「流暢さ」の得点を上げるために、少しでも待ち時間を短くして、回答を開始する必要があります。しかし、何度も繰り返すように、当セクションは「語彙」の得点にしか紐付かないので、回答に迷いがあるのであれば、次の設問に影響を与えない範囲で、考慮する時間の猶予が与えられていることを意識して下さい。

部分的に聴き取れなければ、聴き取れたもので回答する

前述した通り、2択問題が7割近くあり、これは問題文中で回答が読まれている、ということを意味しています。場合によっては、2択のうち一方しか聴き取れなかったり、あるいは全体として何を聞いているのかは理解できなかったけど、2択部分だけは聴き取れた等、不完全なリスニングのパターンはいくつかありますが、聴き取れたものの中からとりあえず回答はしましょう。

中長期的な対策

それでも単語力が不足していると感じている方に

TOEIC700レベルをとれていれば、Versantのためにボキャブラリーを増やす対策は必要はないと思いますが、それでも自身のボキャブラリーの少なさを痛感した方は、英検の各級別の単語帳が販売されていますので、自身にあった級の単語帳でボキャブラリーを拡充されるとよいと思われます。TOEICはビジネスに特化した試験のため、日常用語を対象とするVERSANTのためには、ビジネスに特化していない英検のマテリアルで学習がした方が効率が良いと思われます。

問題文が聴き取れないという方に

VERSANTはPart2から5まで、全てリスニングがキューとなるスピーキングテストのため、「VERSANTのための」リスニング力強化については、下記の記事をご参照下さい。

VERSANTスピーキングテスト対策 リスニング全般

Versantスピーキングテスト対策全般については、下記のまとめページをご覧下さい。

Versantスピーキング対策 決定版

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