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Part別対策

VERSANTスピーキングテスト対策 PartF「自由回答」

投稿日:2019年7月3日 更新日:

「Part F: Open Questions「自由回答」に関する事実の整理

日本語公式サイトの記述の確認

以下が日本語サイトからの該当部分の引用です。

簡単な質問に対して自由に回答することで「発音」「語彙」「流暢さ」「文章構文」を診断

Versantの日本語サイトは単に翻訳のクオリティが低いだけなのか、あるいは、何らかの意図をもって受験者をミスリードしようとしているのかは不確かですが、後半の『「発音」「語彙」「流暢さ」「文章構文」を診断』という部分は要注意です。なぜなら、後ですぐ見るように、英語版の公式文書には、PartFは自動採点の対象外であることが明確に記述されているからです。

英語のValidation Report上の記述

『Validation Report」からの該当部分の引用

In this task, candidates listen to spoken questions that elicit an opinion, and are asked to provide an answer with an explanation. Candidates have 40 seconds to respond to each question. The questions relate to day-to-day issues or the candidate’s preferences and choices.

EXAMPLES
- Do you think television has had a positive or negative effect on family life?
- Please explain. Do you like playing more in individual or in team sports? Please explain.

This task is used to collect longer spontaneous speech samples. Candidates’ responses to items in this section are not scored, but are available for review by authorized listeners.

ポイント

受験者に求められていること

何らかの主張を引き出すような質問が読み上げられるので、受験者は説明とともに(例えば、2択を迫る問題であれば、結論のみを言い放つのではなく、理由も述べるということ)質問に答える。

回答時間

2問出題され、1つの設問につき40秒が制限時間。
なお、私の受験時の体験に基づけば、質問が2回繰り返されるので、考慮時間については体感で10秒程度。

質問のテーマ

日常的な問題、あるいは受験者の好みや選択に関連する。
なお、英検1級では政治・環境・社会問題等をテーマとする、なんらかの知識を必要とする問題が出題されますが、VERSANTスピーキングでは、そのような問題は出題されません。

【非常に重要】自動採点の対象外

受験者のこのセクションに対する回答は自動採点の対象外である。自動採点の対象外であるということは、個人受験された方が受験終了後数分後に受け取るスコアレポートの点数に、PartFの結果は何も影響を与えないということです。

多くの方にとって、この事実は衝撃ではありませんか?Versantの日本語の公式サイトには、あたかもPartFの結果が自動採点の対象であるかの如く記述されていましたし、他のVersantを扱ったサイトでも、「Versantに模範回答が組み込まれていて自動採点を行なっている」的なデタラメが書かれているからです。2019年7月3日現在では、PartFが自動評価の対象外であることを明確に記述しているサイトは、検索結果が上位にくるサイトの中には存在しませんでした。

なぜ日本語のサイトの情報が不正確なのかというと、推測の域を出ませんが、英語のレポートを読むという努力を怠っているからでしょう。一般の方の受験体験記のブログにおいてはもちろんそこまでする必要はなく、感想を発信いただいているだけでも極めて有用な情報源ですが、英会話学校が流す情報がこのように不正確である場合、そこでの受講は慎重に考えるべきと、私は思います。

では、なぜVersant側がそれでもPartFを実施するかと言えば、2つの目的が読み取れます。まず、第一に明記されていることは、「自発的なスピーチのサンプルを集めるため」ということです。膨大なスピーチのデータを収集した後に、数年後から10数年後くらいには、AI技術での自動採点を目指しているのかもしれませんが、これは私の推測です。

2点目の理由ですが、自動採点の対象外ですが、「権限を付与されたリスナーはレビューすることが可能である」と書かれています。なので、法人契約の下で採用試験の一部、あるいは内部の英語の試験として受験される方は、場合によっては人手をかけてこのセクションを採点している可能性があります。法人契約での受験者の方は、確認することが可能であれば、事前に当セクションの評価をどのように扱っているのか、確認しておくことをお勧め致しますが、採用試験の場合などは、もちろんそういう無粋な質問はしない方が無難です。

当セクションの得点向上のための対策

個人受験で評価対象外であることが明確な場合

個人受験の方は、採点対象ではないのだから、開き直るというのも1つの手ではあると思います。もちろん、私個人としてはお勧めはしないのですが。
英語で書かれたVERSANTの対策サイトには面白いものがあり、たとえばこちらのサイトは、お祈りの文句(Our Father Who Art in Heaven)を言うようにアドバイスされたという記述がありました。そうすればつっかえたり、言い淀んだりすることがないから、というのが理由のようですが、VERSANTの英語版のサイトによれば、このセクションは「発音」や「流暢さ」の評価対象にもならないので、その心配すら無用という気も致します。
ただ、開き直ろうとされている方に一言申し上げておくと、AIは人が何を話しているのかその内容を理解することができませんが、「不正の発見」というのはAIが得意とする分野でもあります。(小売店舗内を異常な動線で回遊する人は万引き犯の可能性が高い、等)従って、Part2とかはからっきし駄目だったけど、このセクションは異常に流暢とかだと、将来的にそのようなモジュールに摘発される可能性もあるということは、心に留めておくべきでしょう。

正攻法での対策

既出テーマを調べておく

まずはネット上での体験談を参考に、過去の既出テーマを調べておくことが、本番時の動揺を押さえる上で、また、事前に練習が可能となるため重要です。ちなみに私のテーマは「あなたの人生に影響を与えた人物は?どのように影響を与えたか?」と「人の助言に従って行動するのと、自分の過去の体験に基づいて鼓動するのと、どちらが好きか?」でした。

スピーチの構成は結論・理由①・理由②

これは日本語のプレゼンの講習などでもよく言われることですが、まず、結論を述べ、それに対する理由を述べるという構成が、分かりやすく好まれ、スタンダードとなっています。ちなみに理由は2つ程度言えればベストですが、「流暢さ」の不足を痛感されている方等は、1つに留めておくというのも、ありだと思います。

日本語で考え、直訳しようとしない

よく英語のスピーチでつっかえてしまう人を見かけますが、あとでつっかえた理由を聞くと、例えば『「身の毛もよだつ経験」って英語でどういえば よいか分かりませんでした』とかいう答えが返ってくることがよくあります。なぜ、そのような言い訳が出てくるかというと、そういう方は①まず話すべき内容を日本語で考え、②それを直訳することで英語のスピーチに仕立てあげようとしているからです。
仕事の専門用語等は、それを知らないと相互理解が進まないので覚えるより他ありませんが、VERSANTは日常の事項がテーマなので、自分が持つ英語のボキャブラリーの範囲内で、話せることを話せばいいわけなのです。

自分が持つ英語のボキャブラリーの範囲内で、話せることを話せばいい

ここで述べていることはVERSANTの試験対策のみならず、英語で行う日常的なコミュニケーション全般においても重要です。英語の先生に頼んで、繊細な言い回しを教えてもらったところで、「発音」だとか「流暢さ」が十分でない状態で、突然洒落た言い回しをネイティブにつきつけると、聞いた側のネイティブはそもそも発音が悪く認識できないか、あるいは部分的に難解な言い回しが出てきて困惑してしまうことでしょう。非常に大事なことなので繰り返しますが、自分が持つ英語のボキャブラリーの範囲内で、話せることを話せばいいのです。

Versantスピーキングテスト対策全般については、下記のまとめページをご覧下さい。

Versantスピーキング対策 決定版

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