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スコア及び採点方法

VERSANTスピーキングテスト 一生懸命勉強しているのになぜスコアが下がるのか?

投稿日:2019年7月25日 更新日:

「versant」「転職」のキーワードで当ページにご来訪の方は、恐らく下記の記事の方が、より関連性のある内容となっておりますので、下記リンクより、ご参照下さい。

新卒・転職時の採用面接にVersantスピーキングテストが導入されている場合の留意点

 

Versantスピーキングテストの解説動画

当ページ及び関連リンク先のページの内容をまとめた動画を作成致しましたので、ご関心のある方はご覧下さい。

Versantスピーキングテストの特徴(問題点)

VersantスピーキングテストのPart別対策

 

英会話の先生からは褒められるのにVersantの点は一向に伸びない

英語の勉強のブログ等を拝見していますと、一生懸命勉強しているのに、VERSANTスピーキングテストのスコアが下がってしまった、という方が少なからず存在するようです。なかには、1日数時間という勉強時間を確保し、講師にはポジティブなフィードバックをもらいながら、VERSANTスピーキングテストとなると点数がふるわなくなってしまう、という方も見受けます。一体何がいけないのでしょうか?いくつか考えられる原因を下に記述いたします。

【原因①】本当はリスニングに課題があるのに、スピーキングのトレーニングを集中的に行なっている

別記事にて詳述しましたが、VERSANTは「スピーキングテスト」「発信力を図るテスト」としてのイメージが定着していますが、大半の部分は「聞いたことを(若干加工して)そのまま言う」という構成になっているので、そもそもリスニングができないと、得点ができない仕組みになっています。
また、これも別記事にて詳述しましたが、TOEICでリスニングの点数が高いからといって、VERSANTで高いリスニングスキルを発揮できる言えません。なぜなら、両者で求められるリスニングの「質」が違うからです。
リスニングに課題がある場合、スコアとしては「文章構文」と「語彙」に反映されます。もし両者の点数が下げがトータルの得点を押し下げているようであれば、VERSANTスピーキングテストのトータルスコアをあげるためには、スピーキングのトレーニングの前にリスニングのトレーニングからはじめる必要があります。VERSANTのリスニング対策については、こちらのページをご参照下さい。

【原因②】PartF『自由回答」が自動採点対象外であることを知らない

日々英語のスピーキングのトレーニングを行なっているという方は、そのトレーニングの内容ともっとも近い部分はおそらくPartF「自由回答」なのではないでしょうか?自分の頭の中にあること、言いたいことを即座に英語に出すためのトレーニングをされている方は、その部分のスコアが上がっているはず、と期待されるはずです。しかし、残念ながらこちらに詳述したように、PartFは自動採点の対象外となっています。ですから個人受験の方のスコアレポートにはPartFの結果は一切反映されておらず、企業内や英会話スクールで受験させられている方は、PartFを採点するために人手をかけているのか、そしてそれは点数に反映されているのか、ご担当の型に今一度確認してみることをお勧め致します。

【原因③】PartE「要約」の題意を誤解している

PartEは「要約」と日本語でタイトルがつけられているため、枝葉を省いて要約するよう心がけている方がいらっしゃるかもしれません。しかし、こちらに詳述しましたように、英語での当パートのタイトルは「Story Retelling」であり、細かい部分も含めてお話を再現するというのが与えられた課題です。そもそも、少し聞けばわかるように、問題文は非常に短く、各文に幹と枝葉の関係性はありません。そのような中で、自分で「枝葉」と判断したものをはしょってしまっては、AIが「あるべきはずの単語がない」と判断してどんどん減点されていきますので、そもそも題意を正確に理解することが重要となります。

【原因④】カタカナ英語から脱却するつもりがない

スピーキングのトレーニングとしてシャドーイングを行なっていらっしゃる方が多いようですが、もしそのシャドーイングをカタカナ英語で行なっていた場合、VERSANTのスコアとしては「流暢さ」が幾分か上昇することが期待されますが、カタカナ英語から脱却しない限り、それ以降得点は頭打ちになります。「流暢さ」で採点される項目の中に「リズム」というものが存在しますが、「発音」がカタカナのままでは、英語のリズムは刻めるはずもありません。総得点にしめる「発音」のウェイトは20%、「流暢さ」のウェイトは30%であり、もしトレーニングの中で抜本的な発音矯正が行われていないのであれば、総得点に変化が期待できる訳がありません。定期的にVERSANTを受験されている方で、「発音」のスコアがランダムに上下されている場合、その上下動は誤差によるものと考えた方がよいと思われます。抜本的な発音矯正を行い、それが定着すれば、60点程度までにスコアが上昇することが期待できます。

一方で、発音矯正にそこまで時間をかけたくない、という方も多く存在することと思います。そのような方は、下記の動画が道標となると思われますので、是非ご覧下さい。

 

【最後に】本当にあなたは定期的にVERSANTを受験する必要があるのか?

もし、スピーキングのトレーニングの結果として、自分で英語での発話に苦労しなくなったという実感があり、かつ、講師や英語を使用する相手から実感に伴ったフィードバックが得られているならば、それで十分だと私は思います。このテストで高得点を獲得するには、とにかく発音を解体的に矯正することからはじめねばなりませんが、現時点で自分の英語が通じているという実感があるのであれば、そこまでの発音矯正は実務上では不要です。一方で、海外で重要なポジションで働きたいという野心がある方は、発音も重要な要素であり、そのような方には私がサポートいたしますので、ご連絡いただければと思います。

Versantスピーキングテスト対策全般については、下記のまとめページをご覧下さい。

Versantスピーキング対策 決定版

-スコア及び採点方法

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