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Direct ListingをYouTube動画で学習する

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さて、今回のテーマはDirect Listingですが、ビジネスにおいてListといえば「上場する」という意味で使用されることが多いです。いきなりDirect Listingに行く前に、ListedとOTCの違いについて説明しておきたいと思います。

Listed vs OTC(Over the Counter)

金融機関においては、金融商品が「Listed Products(上場商品)」「OTC Products(店頭市場商品)」に大別して管理されていることが多いです。「OTC=店頭市場」という訳語もなんだか分かりにくいですが、市場を経由することなく、プロの金融機関同士が相対で取引する商品のことを「OTC Products」と呼びます。具体的な金融商品としては金利スワップやクレジット・デリバティブ等がOTC Prodcutsに分類されます。なぜ、この分類が大事かと言うと、Listed Productsは取引所のデータを見れば時価を簡単に調べることができますが、OTC Productsには取引所がないため、時価を自分で計算するという必要があり、リスク管理や会計での扱いが大きく異なってくるからです。

ちなみに、この話題をDirect Listingの前にわざわざ書いた理由は、私の体験に基づきます。ある金融機関のプロジェクトで働いていたときに、海外の拠点に「Listed Options(上場されているオプション)」のファイルを送付してくれるよう依頼したことが何度かありました。しかし、送られてくるファイルには毎回必ずといっていいほど、「Listed Options」に加えて「OTC Options(店頭オプション)」のデータが混入していました。よくよく調べてみると、どうやら海外拠点の担当者が「Listed」の意味を理解していないことが原因のようでした。金融機関勤務であっても、IT部門の人等には、このようなビジネスタームを理解していない方がしばしば存在するので、相手がロンドンやニューヨークの人だからといって、ビジネス用語を全て理解しているとは限らないと、思っておいた方がよいでしょう。

Direct ListingとIPOの違い(CNBCの動画より)

さて、本題に戻りいよいよ英語の動画を見てみましょう。まずはCNBCの非常に簡潔にまとめられた動画を見てみましょう。パワポに内容が記されているので、リスニングもそれほど難しくはないと思います。

3つの違いを理解できたでしょうか?1点目について補足すると、「Underwriter(引受証券会社)」が存在せず、SpotifyはDirect Listingにより金融機関への支払手数料を大幅に削減できたと言っていましたが、ちなみにSpotifyとこの後動画を見るSlackのDirect ListingのアドバイザーはいずれもUnderwritingとい分野で名を馳せてきたGoldman Sachsである点が興味深いです。

2点目の「No Cash」という点が最大の違いで、Direct Listingでは会社が新株を発行しないため、会社にお金が入ってくることもありません。一昔前までは、IPOで大きな資金を調達して更なる成長を目指すというのが一般的でした。しかし、ベンチャーキャピタルからの資金提供が積極的になったため、株式の上場を検討する時点で既に巨額の資金を手にしているというケースが増え、そのような企業には新たな資金は必要ありません。必要もないのに、新株を発行してトータルの株数を増やしてしまうと、1株当たりの利益・価値が希薄化(dilution)してしまうという事態を招くことになります。この希薄化を防止できるというのがDirect Listingの最大の効用だと思いますので、dilutionという言葉も合わせて押さえておきましょう。

Slack CEOへのインタビュー動画

まず、この動画では語られていないことですが、Slackという会社ですが、ビジネス向けチャットサービスを提供している会社で、E-mailをなくすことを目的としているとのこどです。CNBCの動画で予備知識を仕入れておいて、どのくらいリスニング に役立ったでしょうか?

一点、Direct Listingの利点について、CNBCの動画で語られていなかったこととして、ロックアップ(Lock-up)の期間がないという点が挙げられていました。IPOの場合は上場後一定期間は既存株主による売買が制限されるという期間が設けられますが、ロックアップ期間が解除されると供給圧力が強まり株価が大幅に下落するという事態が見受けられました。しかし、Direct Listingではそもそもロックアップというものがないので、上場当初から需要と供給が厚みを増し、価格の変動性(Volatility)を少なくすることができるという利点を、CEOは力説していました。

Early Investorsとしてソフトバンクの名前が出ていましたね。WeWork問題でもソフトバンクの名前が登場しましたし、この手のユニコーン企業の話題となると、本当にしばしば名前を見かけるので、世界的に知名度のある企業になったのだなー、と感慨深く思います。

 

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